ママのための子育て講座、地域の出産育児助成情報なら - BabyPedia ベビペディア

妊娠から出産までの過ごし方 赤ちゃんの成長と過ごし方

ベビーすくすく講座

妊娠から出産までの過ごし方

ベビーすくすく講座
妊娠から出産までの過ごし方

早めに妊娠線ケアを始めよう

診査を忘れずに!

これまで4週間に1度だった妊婦健康診査の間隔の目安が、妊娠24週からは2週間に1度になります。
忘れずに受診しましょう。

妊娠線のお手入れを

妊娠しておなかが大きくなると、皮膚が急激に引き伸ばされ、ひび割れたり、ミミズ張りのような赤い筋ができることがあります。これが妊娠線です。おなかだけでなく、乳房や太もも、お尻などにできることもあります。

産後は白っぽく残ってしまうので、妊娠中から早めに妊娠線のケアを始めます。お風呂上りに毎日クリームやベビーオイルでマッサージするとよいでしょう。

また、急な体重増加も妊娠線の原因になるので、食べすぎには注意しましょう。

感染症に注意する

ウィルスや細菌などの病原体が原因となって発症する病気を「感染症」といいます。人から人へうつるものもありますが、ペットや家畜などの動物や、食べ物・飲み物から感染するものもあります。妊娠中に初感染すると胎児に影響を与えるものもあるので、感染症が疑われる人は妊婦にうつさないよう配慮しましょう。清潔を心がけ、外出後は手洗い、うがいを欠かさないことも大切です。また、子どもや動物のだ液や糞尿に触れた場合には、よく手を洗いましょう。
ここで、妊娠中気をつけたい感染症をいくつか紹介しておきます。

  • HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウィルス-1型)
    血液中のTリンパ球に感染するウィルスです。HTLV-1に感染した人のほとんどは、ウィルスによる病気を発症することなく一生を過ごしますが、ごく一部の人(年間感染者1000人に1人の割合)は、感染して40年以上経過した後に、成人T細胞白血病(ALT)という病気になることがあります。また、ALTよりもまれですが、HTLV-1関連脊髄症(HAM)という神経の病気が起きることがあります。
    お母さんがこのウィルスをもっていると、母乳を介するなどして赤ちゃんがHTLV-1に感染する可能性があります。授乳方法を工夫することによって赤ちゃんのHTLV-1感染の可能性を低くできることがわかっています。授乳方法については医師ともよく相談してください。
  • 水ぼうそう(水疱)
    免疫のない女性が妊娠中に初感染すると、まれに赤ちゃんに目の異常や皮膚の委縮が生じることがあります。妊娠週数によっても異なります。
  • パルボB19ウィルス
    幼児に多い「りんご病(伝染性紅斑)」の原因となるウィルスです。妊娠中に初感染・発症すると、約30%が胎盤を通して赤ちゃんにも感染し、流産や胎児水腫などを起こすことがまれにあるので、注意が必要です。

妊娠中の夫のサポートが大切

妊娠は病気ではないといっても、中にはつわりで寝こむ妊婦さんもいます。また、おなかが大きくなると、足のだるさや腰痛なども起こります。出産に対する不安やさまざまなストレスで心が不安定になる人もいます。

夫はそうした妻を身体的にも精神的にもサポートする必要があります。夫のかかわりというと「立ち会い出産」がイメージされますが、むしろ家事など日常的な場面でのサポートのほうが重要でしょう。

具体的なサポートとしては、できるだけ家事を手伝ってあげる、妻の不安な気持ちを聞いてあげる、足腰のマッサージをしてあげる、などです。

妊娠糖尿病に注意!

一般に、血糖値が高くなるとインスリンという血糖値を下げるホルモンが分泌されます。しかし、妊娠糖尿病だとこの分泌が不十分なために血糖値が高く なりすぎて、これが胎盤を通して胎児に移行し、胎児のインスリンが大量に分泌されます。そのため皮下脂肪のついた巨大児になりやすく、分娩時に障害が出る ことがあります。また、胎児のインスリンが高い状態が続くと、将来も含めて血管の障害が出やすく、臓器が未熟だったり、胎盤の機能が下がりやすくなりま す。
妊娠糖尿病と診断された場合は、まず1日の適切なカロリー摂取量を病院で確かめましょう。そして一般生活においては、以下のことに注意します。

  • 食事は3回に分けて規則正しく
    まとめ食いは大量のインスリンが必要になり、すい臓に負担をかけます。

  • 主食は適量に
    ごはんを食べないとおかずを食べすぎたり間食が増えたり、バランスが悪くなります。

  • 主菜は1回1種類
    刺身と焼肉など主菜が重なると脂質も過剰に。野菜、海藻、きのこ類はたっぷりと。

  • 乳製品のとりすぎに注意
    牛乳は意外と高脂肪。チーズなども少量に。

  • 外食は週に1回程度
    1日1回外食するなら他の食事で栄養の調整をしましょう。

  • アルコールとおやつは控えめに
    アルコールは控え、おやつは1日1回、時間を決めて150kcal以内に。果物やゼリーが適当です。

また、夕食は午後7時ころまでに済ませるのが理想です。

口唇口蓋裂による影響や治療法は?

口唇口蓋裂とは、口唇(くちびる)や口蓋(上あご)に破裂を生じて生まれてくる病気です。私たちの顔は、母親の胎内でからだが形成されるプロセスでさまざまな突起が左右から組み合わされ、最後に真ん中部分が閉じて完成します。妊娠9週ころに上あごがつくられますが、何かの原因で、その部分が生まれるまで閉じなかった病気が口唇口蓋裂です。つまり、すべての赤ちゃんがある時期まで口唇や口蓋部分に破裂があるわけで、まれな病気ではありません。出生500~600人に1人の確立で生まれるといわれます。

しかし、口唇口蓋裂の病気の痕跡を残す大人に出会うことが少ないのは、現代の医学が非常に進歩し、この病気が手術や言語の訓練など適切な治療や処置で、大人になるまでに克服されてしまうからでしょう。標準的な治療では、まず、生後3ヶ月くらいで口唇の開いている部分を閉じる手術をします。次に、生後1年から1年半くらいの時期に口蓋の手術をし、基本的な外科的手術が完了します。この時点で発音などに問題が残る子もいますが、言語的な訓練で改善できます。

この病気はお産そのものに影響を与えるものではないので、安心して分娩に臨んでください。

【出典】

  • 赤ちゃん&子育てインフォ

  • 母子健康手帳・副読本 / 指導:多田裕(東邦大学名誉教授) / 発行:公益財団法人 母子衛生研究会

  • 母子保健テキスト/ 監修:平山宗宏(日本子ども家庭総合研究所名誉所長)/ 発行:母子保健事業団

  • 専門化が答える妊娠・出産・子育て事例集 / 回答:安達知子(産婦人科医、愛育病院産婦人科部長)、太田百合子(こどもの城小児保健クリニック管理栄養士)、多田裕(小児科医、東邦大学医学部名誉教授) / 発行:母子保健事業団
↑ページトップへ