初めまして。Dr.池谷です。
 
ずっと都内で、最近は横浜で産婦人科医をしています。
妊婦健診で色々なトラブルにお答えするのが生き甲斐なので、毎日楽しくやっています。
今回、このような企画をいただいたので妊婦生活の色々についてお話ししたいと思います♪
 
プライベートでもTwitter やFacebookは三日坊主でなかなか続かない私ですが、この妊婦さん向けのコンテンツは何とか頑張りたいと思います。
 
どんな内容にしようか色々考えましたが、気楽に読める本文と、医学的な解説部分に分けることにしました。
 
解説部分、まずは妊婦さんにありがちな日常生活の症状の解説をしていくことにしました。
 
妊娠すると体のあちこちに色々な変化が起こりますね?腰痛とか、便秘とか、頭痛とか・・・お医者さんに言ってみるものの、あまりリアクションが良くない(?)これらの症状をマイナートラブル、といいます。一つずつ説明していきたいと思います。記念すべき第一回は「便秘」です。気になる人は読んで下さいね!
 
さて。本文は「爪」のお話です。
 
最近は妊婦さんでもネイルをやっている人が多いのですね。診察のとき、可愛い爪を見るのは楽しみの一つです(冬場はお手入れ不足の人も多いですけど)。妊娠初期はともかく、お腹が大きくてもキレイにペディキュアをしている人が増えました。さすがに自分ではできないんだろうな・・・?
 
妊娠中にネイルを楽しんでもいいのですが、医者の立場としましては、カルジェル系(手も足も)は避けてマニキュアにして欲しいです。
・・・といっても、別に胎児への影響とかでは無いのです。
 
妊娠中は、自分が気をつけていたつもりでも、突然症状があって緊急入院や緊急手術となることがあります。そのときに、困ってしまうのです。
手術になった場合は、酸素飽和度という重要な数値を得るために爪にクリップをはめます。これは手術では絶対必要な数値なのです。このときに、爪に色が塗ってあると、数値が出ないのです。麻酔科の先生、半べそです。
手術にならなかったとしても、長~い入院(病状によっては数ヶ月単位です)になってしまうと、カルジェルの人は取るに取れず、手入れもできず、ボロボロになってしまって本人が半べそです。
 
病院には必ずネイルリムーバーが常備されているので、通常のマニキュアならそれでオフできるのですが、カルジェルなど特殊なものだと本当に困ってしまうのです。最近そんな事件が増えています。
男性のドクターはカルジェルなんて知りませんから、結構現場ではすったもんだします。(何でマニキュア取ってないんだ~って看護師さんや若い医者が怒られる)
 
妊娠中はそんな緊急事態が起こりうるので、できればマニキュアでネイルを楽しむようにしてくださいね!そして、お産が近くなったらいさぎよくマニキュアは落として、爪を切っておっぱいや赤ちゃんを傷つけないようにしましょう。
 
 
と言うわけで、これからもこんな感じで現場の情報をお話したいと思います。三日坊主にならないように応援していただけたら嬉しいです。
 
では、お腹を冷やさないように気をつけてお過ごし下さい。お大事に!

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